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高校の教科書では進化論の一つの証明として蛾のなかまのオオシモフリエダシャクの工業暗化が書かれています。工業暗化とは、イギリスで起こった現象で、産業革命で発達した工場から出る煙で木が黒くなり、その木に棲息している動物が黒っぽく変化するというものです。

オオシモフリエダシャクの例を持ち出して来ることは多くの誤りを含んでいます。
一つはもともと黒いものと白いものと両方が生存していた、という事実です。つまり進化も何もしていないということです。ただ今まで多かったのが白いものだったのが黒いものに変化しただけということになります。

そしてもう一つの大きな誤りを紹介します。

[進化論で一般にいわれていること]

イギリスのマンチェスターでは1848年にはわずかな数しかいなかったオオシモフリエダシャクの暗色型が、50年後の98年には全体の95%を占めるまでに増加した。この原因としては、工業化がすすむことで煤煙などにより環境全体が黒っぽくなり、樹木にとまった場合に捕食者にみつかりにくくなった。そのため自然淘汰に有利な種となり急激に増加することになった。この現象を工業暗化といい、チョウ類に多くみうけられる。 [最近わかったこと]

オオシモフリエダシャクはこのように簡単に観察できるものではない。20年にわたってこの蛾のことを研究してきた科学者は20年間に野生のオオシモフリエダシャクを数匹しか観察していない。それではそうやってこの写真を撮ったかが問題である。当時この写真が公開されたとき、写真にはオオシモフリエダシャクが5匹ほど写っているものである。(教科書に載っているもの) 驚くべきことに、この写真は実験室で飼育されていたオオシモフリエダシャクの死骸を接着剤で木の幹に貼り付けたのを撮った

Photo by David Fox/Oxford Scientific Films

青年会で使ったプリントの一部抜粋・改変